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3D活用による業務の高度化と効率化
2024-04-30
弊社ではDX化推進委員会や3D研究会を組織し、これらの活動を通して3D技術の活用方法を研究しています。
今回は橋梁詳細設計業務の中で3D技術を有効活用した事例を紹介します。
 
①施工時の床掘と地すべり防止施設との干渉確認(特定部の確認)
本件では、橋梁架設位置と地すべり防止施設が近接しており、施工時の床掘影響が懸念されました。
ここで特定部の3Dモデルを作成し床掘影響を視覚化することで施設に干渉しないことを明確に示し、関係機関から了解を得ました。
床掘影響モデル図

②関係機関への説明・合意形成に活用できる3Dモデル作成(出来上がりイメージ)
当該箇所は、関係機関として地元住民、道路管理者・河川管理者・砂防管理者・地すべり管理者等がいました。
今後、工事承認や工事説明において各機関との合意形成や説明が円滑に行えるように橋梁の出来上がりイメージを作成しました。
橋梁(N=2橋)出来上がりイメージ

③手持ち式3Dレーザースキャナーによる構造不明な防火水槽の内部調査
橋梁施工で支障となる既設防火水槽の仮移設検討および新設設計を行うにあたり、既設防火水槽の構造情報を把握する必要がありました。通常の測量や地上置型レーザーでは対応困難であったため、弊社が所有する手持ち式3Dレーザースキャナーの使用を提案しました。これにより内部の点群データを取得し、設計検討の基礎資料を得ることができました。
既設防火水槽 内部点群データ

今後も測量調査設計業務の中で3Dを有効活用し、業務の高度化と効率化を目指していきます。
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